中嶋いづみ Izumi Nakashima
左官職人アーティスト。1976年9月、新潟県十日町市生まれ・岐阜県垂井町出身。
小売店マネージメント、サロンオーナーを経て、2011年天然石の店舗開設で独立。仕事を通してお客様の人生と向き合い、暮らしの衣食住に関心を持ち始める。2015年漆喰塗り体験から漆喰DIY活動やワークショップを開催。2020年に左官職人へと移行し、2022年左官アート「koteto」を開始。2023年5月初の個展を開催し、同年10月岐阜県の女性活躍推進企画「ぎふ女のすぐれもの」に認定される。
What’s koteto?
きっかけは地元の山から
2015年漆喰塗り体験をし、地元から見える削られた山から漆喰が作れることを知りました。子供の頃はそこまででしたが、今は山ごと無くなるのではないかと言うくらいに削られています。
自然をリスペクトしていてある意味悲しい景色でしたが、見方を変えれば興味深く、歴史を辿れば感謝に変わりました。そこから7年漆喰や左官を探求し、現在も左官職人として現場に出つつアート制作をしています。
藍と漆喰
偶然友人から育て過ぎたと藍葉をもらいました。藍の魅力を知り、藍と漆喰で何か出来ないかと模索しました。しかし漆喰に藍はぼんやりとしか発色せず、簡単ではありませんでした。ある日諦めと共に考えもしない配合で塗ったら、偶然にもしっかりとした藍が発色しました。そこから繰り返し制作しました。
藍染めの体験に行きました。そこは灰汁建てという菌を活用した古来からの藍染で藍が生きているような不思議な感じがしました。藍の魅力にハマってしまいました。
その後もいくつかの藍で藍漆喰アートを試みました。藍・水の量や温度・気温・漆喰の材料や塗る厚みなどで作品の色や味わいが違うことがわかり、すべてが1つしかない偶然性の高い作品となりました。
中嶋いづみ Izumi Nakashima
左官職人・アーティスト (屋号・白玉椿)
1976年9月、新潟生まれ岐阜県垂井町育ち。
関ヶ原の隣町、自然豊かな地域で暮らしています。30代の頃まで目の前にある課題をこなす日々で、何がやりたいかを考える間がありませんでした。それが2011年頃、良くも悪くも頼まれることがなくなり、自分で選べるようになってきました。ご縁あったことをひとつずつ、魂おどることをひとつずつ、そうするうちに左官と天然石(もう一つの仕事)に落ち着きました。
自然と人、手仕事、味わいあるモノが好きです。小売・販売業管理職15年を経て、2011年天然石の白玉椿で独立。その後、『豊かな暮らしの創造』をコンセプトに様々な活動をして来ました。2015年に漆喰塗り体験をしてから左官の活動に尽力しています。
活動経歴
2015 漆喰ぬり体験をする(愛知県) 漆喰塗りワークショップ初参加 (長野県) 2016 漆喰DIY活動を始める(延べ23回の塗リ実施) 2017 小屋づくり・漆喰塗り等のワークショップを開催 2018 宿屋ibigawa 古民家リノベプロジェクト参加 2019 木造建築科一年課程修了 2020 伝統左官見習3ヵ月(三重県) 左官会社に所属(岐阜県関市) 2021 二級左官技能士取得 2022 左官アートkotetoを立ち上げ