2024-03-13

足元にあるものから

30代になった頃、私は表現と人について学びに頻繁に上京していました。田舎から見る東京・横浜は、何を見ても新鮮で、都会の事業を田舎に持ち帰りたいと、いつもアンテナを張っていました。

しかしながら、何の出会いや情報も事業に発展することなく、一度立ち止まりました。そして、都会から田舎に持ち帰るのではなく、田舎から発信したいと考えるようになりました。

地元でご縁頂いたのが天然石の仕事でした。天然石の仕事を通してお客さまの人生に触れ合いながら、暮らしの幸せを感じられたら、日常の苦悩も和らぐのではないかと考えるようになりました。

とあるきっかけで、2015年漆喰塗り体験をしました。それから、地元から見える削られた山から漆喰が作れることを知りました。子供の頃はそこまででしたが、今は山ごと無くなるのではないかと言うくらいに削られています。

子どもの頃から自然と戯れるのが日常で、自然にリスペクトしていて、削られて行く山はある意味悲しい景色でしたが、見方を変えれば興味深く、歴史を辿れば感謝に変わりました。

そこから7年漆喰や左官を探求し、地元の石灰で何か出来ないかと、左官職人として現場に出つつアート制作をしています。

きっかけをくれた山

金生山です

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